四十肩・五十肩

【1.鈍痛】肩まわりに重だるい感じがあり、肩の関節が動かし方や腕の角度によってピリッと痛む。
 
【2.感覚異常】肩まわりの感覚が鈍くなり、肩や腕にかけて違和感を覚える。首や肩、背中にかけて筋肉が緊張してくることがある。
 
【3.疼痛】肩の表面ではなく、肩の内側にズキズキとうずくような痛みがあり、肩を動かすと痛みを感じる。
 
【4.夜間時痛・安静時痛】肩を動かすと痛みがあり、何もしなくても痛みが続く。特に夜になると痛みが強くなり、寝つきにくくなったり、痛みで目が覚めてしまうことがある。
 

・夜間や安静時の痛みは軽減することが多い。
・急性期の痛みによって肩を動かさない状態が続き、肩の関節が硬くなり、可動域が狭くなることがある。
 
すべての方がこの通りの経過をたどるわけではありませんが、症状を放置すると多くの方が最終的に「肩が動かしにくい」「肩を動かすと痛い」といった典型的な四十肩・五十肩の状態になってしまいます。

五十肩は関節が固まる（拘縮を起こす）病気です。きっかけや原因がある場合もあれば、全くない場合もあります。
 
固まってしまった関節は動かさなければ動くようにはなりませんが、痛みでなかなか動かすことが出来ずにいると、回復に1年以上掛かる場合もあります。
 
関節を動かす際に痛みを伴うせいで余計な力が入ってしまい、筋肉のバランスが乱れてしまうことでさらに動かしにくくなっていますので、関節を無理に動かすのではなく、周りの筋肉や筋膜の状態を整えながら動かすことで五十肩を早く治すことも可能です。