椎間板ヘルニア

  • レントゲンを撮ったらヘルニアと言われた
  • 手や足がしびれたり、つってしまう
  • 最近、頚や腰の動きが悪くなってきた
  • 最近、背が縮んできたような感じがする
  • もうこれ以上悪くなりたくない

椎間板ヘルニアでお悩みの方へ

腰に負担のかかる作業や姿勢を取りつづけていませんか?

そのままの生活をつづけていると、やがて椎間板ヘルニアを発症してしまうかもしれません。

椎間板ヘルニアは、飛び出した椎間板が神経を圧迫することで、腰や足に痛みやしびれをもたらす病気です。

腰痛というと中高年に多いイメージがありますが、椎間板ヘルニアは働き盛りの若い世代に多いという特徴があります。

一度発症すると回復までに数か月を要するため、未然に防ぐことが大切です。

椎間板ヘルニアの症状や原因、対処法、予防法などについてご紹介いたします。椎間板ヘルニアでお悩みの方、椎間板ヘルニアを予防したい方は参考にしてみてください。

椎間板ヘルニアについて

椎間板ヘルニアを改善・予防するためには、椎間板の構造や椎間板ヘルニアの状態を知っておくことも重要です。

椎間板の構造

背骨は、頚椎から腰椎までにある24個の「椎骨」がブロックのように積み重なってできている骨です。
椎間板は、ゲル状のやわらかい髄核を線維輪という繊維軟骨性の層状組織が覆うようにして構成されており、背骨の椎骨と椎骨の間でクッションのような役割を果たしています。

椎間板ヘルニアの状態

椎間板ヘルニアとは、椎間板の線維輪が傷つき、髄核の一部が飛び出す病気です。
背骨の近くには神経の通り道である脊柱管があり、飛び出した髄核が脊柱管を圧迫すると、さまざまな神経症状を引き起こします。

椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアの症状

腰痛

腰の神経や血管が圧迫されることで、腰痛を感じることがあります。椎間板ヘルニアの場合は、背中を丸めたり、前かがみになったりしたときに神経の圧迫が強まり、症状が悪化することが特徴的です。

下肢の痛み

腰の神経は足へとつながっています。そのため、ふくらはぎ足指などに痛みやしびれが起こることがあります。

排尿障害

椎間板ヘルニアが悪化すると、排尿や排便に影響が出てくることがあります。代表的な排尿・排便障害は、頻尿や残尿感、尿意、便意の消失などが挙げられます。

椎間板ヘルニアの原因

不良姿勢

立っているときは、上半身と下半身の筋肉をバランスよくつかいながら、負担を分散させて身体を支えます。

一方で、座っているときは下半身の筋力をほとんどつかわないため、腰や首にかかる負担が大きくなりやすいです。

そのため、不良姿勢でデスクワークや読書、運転などをしていると、椎間板により大きな負担がかかり、ヘルニアが起こりやすくなると考えられています。

首や腰へのストレス

椎間板は、垂直方向に加わる力には強い一方で、腰を曲げたりねじったりする動作に弱いといわれています。

そのため、スポーツや仕事などで腰を曲げたりねじったりすることを繰り返していると、ヘルニアを発症することがあります。

椎間板の老化

老化が進むと、線維輪に亀裂が入りやすくなります。 とくに椎間板は栄養が行き届きにくく、老化しはじめるのが早いといわれています。

椎間板の老化は中高年だけの問題ではなく、若年者でも起こる可能性があります。

椎間板ヘルニア

さくらメディカル整骨院グループの
「椎間板ヘルニア」に対する施術

椎間板ヘルニアは次のような施術をおこなうことで、症状を緩和したり改善に導いたりすることができます。

ハイボルト療法

ハイボルト療法とは、高圧の電気刺激を身体に与える施術です。

椎間板ヘルニアの方は、腰まわりの筋肉の状態がよくないことが多いため、ハイボルトの刺激によって、硬くなった筋肉の緊張をほぐします。

骨盤矯正

骨盤矯正とは、骨盤まわりにある筋肉のバランスを整える施術です。

椎間板ヘルニアの方は姿勢が悪く、骨盤まわりの筋肉のバランスが崩れていることもあります。そのため、骨盤矯正によって正しい姿勢を維持しやすくします。

鍼灸

鍼灸とは、皮ふや筋肉に刺激を与えることで細胞の活性化を促す施術です。

椎間板ヘルニアに対しては、鍼灸の刺激で興奮作用を引き起こすことで、しびれの改善に効果が期待できます。

椎間板ヘルニアの施術期間・施術過程

施術期間

椎間板ヘルニアの多くは、飛び出した髄核が吸収されていくため、数か月程度で症状が落ち着きます。
そのため、施術の期間も症状が緩和するまでの数か月程度が目安です。

しかし、椎間板ヘルニアは再発する可能性があります。不良姿勢身体のゆがみが関係している場合は、根本的な原因を解決するために施術期間が延びることもあります。

施術過程

椎間板ヘルニアの方は、姿勢の悪さ骨盤のゆがみなどがあることも多いです。施術を始める前に身体の状態を確認し、症状を悪化させる要因がないか探ります。

痛みやしびれなどがつづく間は、ハイボルト療法骨盤矯正鍼灸などで対応します。ヘルニアが吸収され、症状が緩和したら、再びヘルニアを繰り返さないような身体づくりをしていきます。

椎間板ヘルニアになった際の注意点

安静

身動きが取れないほど痛むようであれば、安静にして過ごしましょう。

動けるようであれば、無理のない程度に軽く身体を動かしましょう。

コルセットの装着

コルセットで腰を保護することで、背骨が動く範囲を制限し、症状の悪化を防ぎます。

体操療法

腰の痛みを気にして運動しない状態がつづくと、別の病気やケガのリスクが高まります。

ストレッチ筋力トレーニングをおこない、ケガや病気が起こりにくい身体を目指しましょう。

椎間板ヘルニアのセルフチェック

椎間板ヘルニアのセルフチェックをおこない、予防に努めましょう。

下肢伸展挙上テスト(SLRテスト)

仰向けに寝て、膝を伸ばした状態で足を少しずつ上げていくテストです。

70°以下の挙上で痛みがみられたときは、椎間板ヘルニアの可能性が高いです。

また、足が上がる角度が低いほど、症状が重いと考えられています。

大腿神経伸展テスト(FNSテスト)

うつぶせに寝て、膝を曲げて股関節を伸ばすテストです。

第二腰椎・第三腰椎の間や第三腰椎・第四腰椎の間でヘルニアが起こっている場合は、大腿神経伸展テストで太ももの前側に痛みやしびれを感じることがあります。

椎間板ヘルニアの予防方法

正しい姿勢を維持する

腰に負担のかかる姿勢をつづけていると、椎間板ヘルニアになる可能性が高まります。

椅子に座るときは坐骨を立て、膝関節と股関節を直角に曲げるようにしましょう。

体重をコントロールする

体重が増えると、その分腰にかかる負担も増えます。

肥満気味の方は運動量を増やしたり食事内容を見直したりして、体重をこれ以上増やさないようにしましょう。

ストレッチを継続する

関節の動きが悪くなると、腰に負担がかかりやすくなります。

毎日コツコツとストレッチを継続し、全身の柔軟性を保ちましょう。

適度な運動をおこなう

筋肉の衰えが椎間板ヘルニアを悪化させることがあります。

1日30分程度の適度な運動を習慣化しましょう。

椎間板ヘルニアに関するよくある質問

椎間板ヘルニアは自然に改善しますか?
飛び出した髄核の多くは数か月ほどで吸収されるため、次第に症状が軽くなるといわれています。
椎間板ヘルニアの際は、運転しても大丈夫ですか?
運転しても大丈夫です。しかし、長時間同じ姿勢にならないように、30分から1時間おきに休憩を取りましょう。
日常生活ではどのような点に気をつけたらよいでしょうか?
中腰や前かがみの姿勢にならないようにしましょう。どうしてもという場合には、コルセットの装着をおすすめします。
どんな要因が椎間板ヘルニアのリスクを高めますか?
中腰での作業や腰をひねる動作、また喫煙もリスクを高めるといわれています。
あぐらをかく姿勢は問題ないですか?
あぐらをかく姿勢は、背骨に負担をかけ、症状を悪化させる可能性があります。そのため、あぐらをかく姿勢は避けたほうがよいです。
再発を防止するにはどうしたらよいですか?
腰や背中、腹筋の筋力を強化しましょう。椎間板ヘルニアの再発を防ぐためには、個人の努力が欠かせないといわれています。フットボールやラグビーなどのコンタクトスポーツが症状を悪化させることがあります。しびれや痛みなどの症状がみられるようであれば、一旦スポーツを中止しましょう。
喫煙が椎間板ヘルニアのリスクを高めるといわれているのはなぜですか?
たばこに含まれる成分によって全身の血流が悪くなると、椎間板に十分な栄養が供給されず、老化を早めると考えられているからです。
椎間板ヘルニアは背骨のどの部分で起こりやすいですか?
腰椎の下部にある第四腰椎と第五腰椎の間で起こりやすいです。
椎間板ヘルニアが起こりやすい年齢層はありますか?
椎間板ヘルニアは、若年層の働き盛りの世代に多い病気です。
椎間板ヘルニアが自然に消える場合とそうでない場合があるのはなぜですか?
髄核が後縦靱帯と呼ばれる部分を突き破っている場合、免疫細胞が反応しやすくなるため、自然に消えるといわれています。一方で、髄核が後縦靱帯を突き破っていない場合は、面積細胞が機能せず、自然に消失しにくくなるといわれています。
腰痛がある場合、椎間板ヘルニアの可能性が高いですか?
そうとは限りません。腰痛の多くは、原因不明だといわれています。下肢伸展挙上テスト(SLRテスト)や大腿神経伸展テスト(FNSテスト)などで詳しく調べる必要があります。
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私たちが作成しました

さくらメディカル株式会社
代表取締役 鈴木拓

さくらメディカル株式会社代表鈴木拓

開業以来、「すべてのお客様は、自分の家族である」という想いを大切に施術に当たっています。90歳を過ぎた家族が「明日、旅行行くから!」と、元気に笑って出かけて行く。そんな社会を実現したいと本気で考えています。

そのためにも、施術技術・接遇レベルの向上はもちろんのこと、カラダもココロも元気になれる院づくりを大切にしています。すべてのお客様の「健康と幸せ」に貢献していけることが私たちの存在価値です。

諦めてしまった方も、一人で悩まずに是非ご相談ください。

  • 柔道整復師(厚生労働省認可、国家資格)
  • 一般社団法人みらい 理事(外部サイト)
  • 「財団法人横浜市スポーツ振興事業団 横浜市体育協会」にて、指導員として、地域の方へ運動を通じた健康づくりに従事
  • 2005年、さくら鍼灸整骨院を神奈川県横浜市に開業
  • 現在は、神奈川県・東京都・千葉県・宮城県・愛知県に 39院の整骨院と神奈川県内に4店舗の児童デイサービス、高齢者リハビリデイサービスを展開

さくらメディカル株式会社
冨塚 善紀

資格取得

  • あん摩マッサージ指圧師:2004年7月12日
  • 鍼灸師:2004年7月12日
  • 柔道整復師:2007年3月27日

職歴

・ふたば鍼灸整骨院 2009年2月~2011年8月
・あゆみ鍼灸整骨院 2011年9月~2022年9月
・さくら鍼灸整骨院 2022年10月~

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