頭痛・片頭痛(偏頭痛)

頭痛でお悩みの方へ

片頭痛

「ズキズキとした頭の痛み」「後頭部が締めつけられたように痛む」など頭痛を経験したことがあるという方は多いのではないでしょうか。

頭痛の痛みや頻度が多くなれば、仕事や家事など日常生活に支障をきたすようになります。

そのため、頭痛薬に頼ってしまっている方も多いかもしれませんが、飲みすぎてしまうとだんだんと効きにくくなってしまいます。

ここでは頭痛のタイプごとの原因や特徴、対処・予防をご紹介します。

ご自身の頭痛タイプに応じた対処や予防を行えば、つらい頭痛の緩和・改善が期待できます。

片頭痛

慢性頭痛の中でも、「片頭痛」は、よく聞く言葉だと思います。

  • 頭が痛くなる前に目の前がチカチカ。
  • こめかみあたりにジンジンと脈打つような頭痛。
  • 一人で暗い部屋に閉じこもっていたい・・・

こんなことはありませんか?これらは典型的な「前兆を伴う片頭痛」です。もちろん、このような前兆がなく、出てくる片頭痛もあります。

ジンジンという痛み、姿勢の変化で強くなる頭痛は、多くの場合、片頭痛の仲間です。

片頭痛と緊張型頭痛は混同されやすいですが、頭痛の症状や原因に違いがあります。

片頭痛の症状

こめかみ辺りが脈打つようにズキズキと痛むのが、片頭痛の特徴です。

片頭痛が発生した際には、光や音、臭いに敏感になります。

また、動くことで痛みが悪化しやすいことも特徴のひとつです。

発生頻度は月に1・2回、多いと週に1・2回の頻度で発生する場合もあります。

片頭痛が起こりやすい方の特徴

・中高年の女性
・生理前や生理中
・ストレスがある方

片頭痛の原因

片頭痛の原因は、未だ明らかになってはいませんが、頭の血管と神経伝達物質であるセロトニンが関係していると言われています。

人によって原因は様々ですが、過労やストレス、睡眠不足、食べ物や光や音の刺激で誘発されることが多く、女性の場合は月経周期に合わせて片頭痛が出てくることも多いようです。

また、天候の変化や気圧の変化によっても誘発されることがあります。

血管が急激に拡張して炎症が起こり、頭痛が発生すると考えられていますが、血管が急激に拡張する原因には、次のようなことが挙げられます。

ストレスや緊張からの解放

ストレスや緊張があれば、自律神経の交感神経が優位になります。

しかし、ストレスや緊張から解放されれば副交感神経が優位に切り替わります。

すると、脳や身体がリラックス状態になり、筋肉がゆるんだときに血流が拡張すると考えられます。

気圧の変化

天気が悪くなると片頭痛が発生するという方は多いです。

雨やくもりなど天気が悪くなると、気圧が低くなるため頭痛が引き起ります。

天気の良い日よりも身体にかかる気圧が減少してしまうため、血管が拡張して片頭痛を引き起こします。

食事

ポリフェノール血管を拡張させる作用があります。

ワインチョコレートチーズなどポリフェノールを含む食品を摂取すれば、片頭痛が起こりやすいです。

ホルモンバランスの乱れ

女性の場合、ホルモンバランスが乱れると血流が不安定になります。

月経前後閉経前後ではホルモンバランスが乱れやすく、片頭痛の発症リスクが高まります。

片頭痛が女性に多いとされているのは、女性特有の「月経」に関係しているためです。

20歳代~40歳代の女性は女性ホルモンのエストロゲンの分泌が急激に変動する月経を含む、月経前後や排卵期に片頭痛が起こりやすくなります。

また、これも女性に多い訴えですが「便秘」がちの方にも片頭痛がみられる傾向があります。

緊張型頭痛

緊張型頭痛は、慢性頭痛の中でももっとも発生率が高い頭痛です。

性別や年齢に関係なく発生します。

緊張型頭痛の症状

緊張型頭痛では、後頭部付近が締めつけられるように痛みます。

肩こり首こり眼精疲労をともなうことも多いです。

緊張型頭痛が起こりやすい方の特徴

  • デスクワークが多い方
  • 日常的に姿勢が悪い方
  • ストレスがある方

緊張型頭痛の原因

緊張型頭痛は、血行不良によって生じます。

頭まわりの血流不良から老廃物が滞り、炎症して頭痛が発生すると考えられています。

緊張型頭痛の原因になる血行不良は、次のようなことが引き金で生じます。

不良姿勢

姿勢が悪いと首や肩へかかる負担が大きくなり、首まわり・肩まわりの筋肉が緊張して硬くなります。

その結果、血流が阻害されて緊張型頭痛が起こりやすくなります。

デスクワークなど長時間同一姿勢が続くことで、首が前に倒れる猫背姿勢になりやすく、緊張型頭痛も起こりやすいです。

ストレス、緊張

ストレスや緊張があると自律神経に乱れが生じます。

自律神経は血流のコントロールを行う役割もあるため、血流が不安定になり、緊張型頭痛を引き起こしやすくなります。

群発頭痛

慢性頭痛の中でも頭痛の痛みが強く現れるタイプです。

働き盛りの男性に発症することが多いといわれています。

群発頭痛の症状

目の奥がえぐられるような痛みを覚えます。

痛みにともない、目の充血や涙、鼻水などの症状が現れることもあります。

群発頭痛は発生すると1週間~1ヵ月ほど同じ時間に症状が発生し、症状が現れる時期を「群発期」と呼びます。

症状は夜中から朝方に発生します。

群発頭痛が起こりやすい方の特徴

  • 生活習慣が乱れている方
  • ストレスを抱えている方

群発頭痛の原因

群発頭痛の原因は明確にされていませんが、目の奥の血管異常から痛みが発生すると考えられています。

群発頭痛を引き起こす目の奥の血管異常は、次のようなことが原因で生じます。

不規則な生活

人間には体内時計があり、体内時計によって日中と夜間の心身の状態がコントロールされています。

しかし、夜更かしなど不規則な生活が続くと体内時計は乱れてしまいます。

体内時計は視床下部に存在するため、体内時計の乱れはその近くにある目の奥の血管に影響すると考えられています。

ストレス、疲労

ストレスや疲労は、血流をコントロールする自律神経に乱れを生じさせます。

その結果、目の奥の血管に異常が生じて群発頭痛が発生することがあります。

片頭痛はどんな症状?

  • ジンジンと心臓の拍動に合わせたような痛みがある。
  • 姿勢の変化や体動によって強くなる痛みがある。

片頭痛の痛みを伝える経路の途中に嘔吐中枢があることにより吐き気を伴ったり、光や音に対して過敏になったりするのが片頭痛の特徴です。

片頭痛だからといって、必ずしも片側が痛いわけでもありません。緊張型頭痛と合併しているケースも多いので、両側が痛いように感じている方もいます。

さくらメディカル整骨院グループの
「頭痛・片頭痛」に対する施術

鍼灸施術

患者様のこれまでの頭痛遍歴やその他の不調症状についてカウンセリングを行い、そこからカラダ全体の状態を確認します。そして、頭痛タイプや原因に応じた施術をご提案いたします。

手技(マッサージ)

筋肉や組織に施術者の手で直接アプローチすることで、自律神経を穏やかにし、筋緊張を和らげます。

また、頭痛からきている首や肩こりなどの症状も緩和し、身体を内外側からリラックス状態に導きます。

とくに慢性頭痛の場合は、筋肉の緊張や自律神経の乱れが関係していることが多いためおすすめです。

鍼灸施術

鍼灸では血流改善を期待することができます。

頭痛が発生する頭部・頚部のツボを刺激していくことで、乱れた自律神経を整えるとともにこり固まった筋肉をほぐすことができます。

骨盤内の血行不良も促進されることで、女性の場合は月経痛にも効果があります。

場合によっては手技療法と組みあわせ、症状の早期緩和を目指します。

ドライヘッドスパ

緊張性頭痛をお持ちの方は、頭部の筋肉の凝りをほぐすことで症状の緩和が期待できます。

デスクワークや長時間のスマホの使用などで肩や首の筋肉が緊張すると、血行が悪くなり、眼精疲労や頭部のこりにつながります。

眼精疲労頭部のコリによってさらに筋肉が緊張するため、痛みの悪循環に陥ります。

ヘッドマッサージで頭部の筋肉の凝りがほぐれると、血行が良くなるため、首や肩の痛みの改善につながります。

姿勢矯正

頭痛の原因の多くは骨格や姿勢が関わっています。

普段からデスクワークなどの同一姿勢でいることが多い方は身体の土台となる骨盤のゆがみを整えることで、頭痛の緩和に期待できます。

頭痛の施術過程

頭痛の根本原因を除去

まずは、つらい頭痛症状の緩和にアプローチするとともに、頭痛の根本原因も探っていきます。

不良姿勢が原因なのか生活習慣が原因なのか、患者様の頭痛からくる症状によって判断していきます。

頭痛の症状が緩和しても、根本の原因が改善されなければ頭痛が再発してしまうことがあります。

そのため、根本原因を探って改善を目指すことが大切です。

姿勢やストレッチのアドバイス

さらには、患者様の日常生活における注意点やアドバイスもさせていただいています。

頭痛の原因は日常生活での姿勢や身体の使い方が関係しているため、頭痛が起こりにくい生活習慣が行えるようにアドバイスによる一人ひとりにあったサポートを行います。

筋力が低下しているような場合には、インナーマッスルの鍛え方効率的な運動方法についてもアドバイスさせていただきます。

頭痛時の対処法

頭痛が発生した場合、頭痛タイプに応じた対処を行うことで症状の緩和が期待できます。

ご自身の頭痛対応にあった対処を行ってください。

片頭痛の場合

暗くて静かな場所で休む

片頭痛が発生すると音や光へ敏感になり、動くと痛みが悪化します。

暗くて静かな部屋で安静に過ごすことで、痛みが緩和されることが期待できます。

こめかみ辺りを押す

痛みが生じている部分を親指の腹で押します。

そうすると血管の拡張が抑えられるため、痛みの緩和が期待できます。

緊張型頭痛の場合

身体を温める

緊張型頭痛は、首や肩まわりの筋緊張から血行不良が生じて発生すること多いです。

身体を温めれば筋緊張がほぐれて血流が促されるため、頭痛の緩和が期待できます。

ストレッチする

首や肩の筋肉が緊張し、頭痛が生じていると考えられます。

首や肩を回すストレッチを行い血流を促せば、痛みの緩和が期待できます。

正しい姿勢を意識する

正しい姿勢を意識すれば、首や肩の筋肉への負担が軽減されて頭痛の緩和・改善が期待できます。

同一姿勢でいないよう、小休憩を挟むようにしましょう。

群発頭痛の場合

飲酒や喫煙を避ける

飲酒や喫煙は血流を促進するため、群発頭痛を悪化させます。

群発期には飲酒や禁酒を避けることが痛みの緩和・予防になります。

激しい運動を避ける

激しい運動で血流が促されると群発頭痛の痛みが悪化しやすいので、群発期には激しい運動をすることは避けることをおすすめします。

頭痛にならないための予防法

日頃から頭痛が起こらないように予防を心がければ、頭痛に悩まされることも少なくなると考えられます。

頭痛が起こりやすい方は、日常的に予防を心がけてください。

片頭痛の予防法

ストレスを溜めこまない

ストレスから解放されたタイミングで片頭痛が起こることは多いので、ストレスを溜め込まないようにすることが片頭痛の予防になるといえます。

ストレスは日頃からこまめに発散することが大切です。

食事に気をつける

ポリフェノールを含む食品を多く摂取すれば片頭痛が起こりやすくなります。

ワインチーズチョコレートなどポリフェノールを含む食品の過剰摂取には注意してください。

緊張型頭痛の予防法

ストレッチをする

首や肩甲骨まわりの筋肉が硬くなっていると緊張型頭痛が起こりやすくなります。

特に肩甲骨を回すことを意識し、ストレッチを行いましょう。

特にデスクワークなど同じ姿勢が続く場合には、休憩を挟んでストレッチすることをおすすめします。

湯船に浸かる

緊張型頭痛は、首や肩の筋緊張から起こる血行不良によって生じることが多いです。

湯船に浸かれば身体が温まり、筋肉の緊張がほぐれます。

そうすると、血流が促進されるため頭痛の予防になります。

群発頭痛の予防法

生活リズムを整える

体内時計が乱れれば、群発頭痛の発症リスクが高まります。

夜更かし昼夜逆転は避け、規則正しい生活リズムを心がけましょう。

「頭痛・片頭痛」に関する
よくある質問

肩こりがひどくなると、頭痛が出たり、目がピクピクします。このような症状を改善したい場合、施術費用は、どのくらい掛かりますか?
初回の患者様には、しっかりとヒアリングや検査を行っておりますので、初検料 1,100円を頂いております。治療内容によりますが、初検料を合わせると約5,000円かかります。 さくらメディカル整骨院グループでは、ハイボルトと呼ばれる電気療法や鍼治療などで神経の興奮を抑え、筋肉の緊張を緩める治療を行っています。 頭痛は、肩こりが原因となることも多いため、血液循環を促進するためのマッサージもご提案しています。 長らく肩こりや頭痛でお悩みの方へ。改善までには時間がかかる場合もございますので、早めに施術を受けていただき、快適な日常を取り戻しましょう。
緊張型頭痛と片頭痛の見分け方が知りたいです。
緊張型頭痛は締めつけられるような痛みですが、片頭痛はズキズキとこめかみ辺りが痛みます。
痛み止めは飲みすぎるとよくないですか?
はい。痛み止めの効果が効きにくくなるため、飲まずに痛みを緩和する方法を試してみてから服用を検討してください。
デスクワークで頭痛が悪化することがあるのですが、原因が知りたいです。
肩や首のこりによる緊張型頭痛だと考えられます。肩や首まわりを温めて緊張をほぐしてください。
片頭痛が頻繁に起こります。改善しますか?
生活習慣など根本の原因から改善して片頭痛の誘因を減らすことで、片頭痛の発症リスクを抑えられます。
頭の両側が痛みますが、片頭痛ではありませんか?
片頭痛は片側に痛みが起こる場合もあれば、両側に痛みが生じる場合もあります。
定期的に目の奥が強く痛みます。群発性頭痛でしょうか?
年に1、2度決まった時間に毎日強い痛みが生じる場合は、群発性頭痛の可能性があります。
群発性頭痛は回避できますか?
日頃から規則正しい生活を心がけていれば、発症リスクを軽減することはできます。
頭痛を予防するにはどうすれば良いですか?
頭痛の根本の原因を知り、日頃から頭痛が誘発されるような習慣や行動を避けるべきです。
片頭痛と緊張型頭痛が同時に起こることはありますか?
片頭痛と緊張型頭痛が混同した頭痛が起こることはあります。
病気が原因で起こる頭痛はどんな特徴がありますか?
突然激しい痛みが生じ、しびれや痙攣、意識障害などが生じた場合は病気の疑いがあります。
肩こりからくる頭痛はどうやって改善すればいいですか?
肩や首の筋肉の緊張が起こらないようにストレッチを日頃から行い、痛みが現れたときには温めるようにしましょう。
頭痛がつらい場合どうすれば良いですか?
片頭痛の場合は、暗い部屋で安静にしましょう。無理に動けば悪化してしまいます。

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