肉離れ
- 強烈な痛みが走り、動けなくなった
- ブチッと切れるような音がした
- 痛みのあるところが腫れている
- 痛むところの筋肉がへこんでいる
- 内出血により変色している
肉離れとは?
筋肉が、部分的に裂けたり破れたりする状態を「肉離れ」と言います。
肉離れは、正式には「筋挫傷(きんざしょう)」と呼ばれ、スポーツなどで急な動きや、無理な動作をしたときに生じる筋膜や筋繊維の損傷・断裂を指します。
時には、筋肉が断裂した瞬間に音が聞こえたり、断裂した衝撃を感じたりすることもあります。
肉離れの症状
- 患部に強烈な痛みが走り、動けなくなることがあります
- 痛みのある部位が腫れたり、熱を持ったりします
- 筋肉に「へこみ」や内出血による変色が生じることもあります
軽症
- 痛みは感じますが、ゆっくり歩くことができます
- 外見に変化は見られません
中等症
- 軽い腫れが見られます
- 損傷時にブチッと音がすることがあります
- 内出血や損傷部位に熱感を感じることがあります
重症
- 損傷時にはっきりと筋繊維が切れる音がします
- 内出血で部位が腫れ上がります
- 損傷している箇所が陥没していることがあります
肉離れの原因は?
- 筋肉の冷え
- 準備運動不足
- 筋肉疲労の蓄積
- 水分不足
体内の水分不足が筋肉の柔軟性を失わせ、肉離れが起きやすくなる
肉離れが
起こりやすい部位は?
- ハムストリングス(太もも裏の筋肉)
- 大腿四頭筋(太もも前面の筋肉)
- 内転筋(内ももの筋肉)
- 腓腹筋(ふくらはぎの筋肉)
特にスポーツをしているときの急な動きで、これらの部分に負担が掛かると、肉離れが起こりやすいです。
さくらメディカル整骨院グループの
「肉離れ」に対する施術
肉離れの早期回復のためには、正しい応急処置が重要です。
当院では「RICE処置」と呼ばれる方法を用います。
「RICE処置」は、次の4つのステップからなります。
- 安静(Rest):患部を固定し、動かさないようにします
- 冷却(Icing):患部を冷やし、炎症と痛みを抑えます
- 圧迫(Compression):患部に圧迫を加えて腫れや内出血を抑えます
- 挙上(Elevation):患部を心臓より高い位置に保ち、腫れを軽減します
手技(マッサージ)、超音波施術で、痛みの軽減と筋肉の回復を促進します。
ハイボルト施術や鍼灸施術も効果的です。
症状の経過を見ながら、テーピングやストレッチ指導なども行い、ケガの再発を防ぎます。
しっかり治療をしないと肉離れを繰り返したり、慢性的な痛みが取れないこともあるので、そのまま放置せず、さくらメディカル整骨院グループに、ご相談ください。
肉離れの症例
【40代/男性】
症状
左ハムストリングス近位 1/3部付近 2度損傷
- 熱感
- 内出血
- 圧痛
- 動作痛(股関節屈曲50度)
初回来院時
痛みのレベル(来院時)10
痛みのレベル(施術後)8
初回来院時より、圧痛・動作痛・内出血があったので、以下の施術をした。
- 手技(マッサージ)で、周りの筋肉をほぐした
- 超音波施術
2回目
痛みのレベル(来院時)10
症状に変化なし。
- 手技
- 超音波
2週目
痛みのレベル(来院時)8
痛みのレベル(施術後)4
症状に大きな変化なし。
内出血は遠位に分散。ハイボルト施術を行い、経過観察。
- 手技
- ハイボルト施術
3週目
痛みのレベル(来院時)4
痛みのレベル(施術後)0
ハイボルト施術を行ったことで、内出血が収まり疼痛が軽減した。
動いた時の痛みがなく、股関節70度屈曲が可能になった。
本人からも痛みがなくなり、日常生活に支障がないとの報告を頂いた。
4週目
手技のみで筋肉をほぐしつつ、自宅でのストレッチ指導を行った。
施術スタッフからのメッセージ
肉離れは、急激な筋肉の収縮によるケガです。
準備体操不足や久しぶりの急激な運動などに起こりやすくなるの症状の一つです。
普段から動いてる方でも 起こりうる症状なので、入念な体操やストレッチを行うことで、未然に防ぐことも可能です。
今後は、しっかりと準備を行ってから運動しましょう。