腱鞘炎・ばね指
![腱鞘炎・ばね指](https://sakuramedical-group.co.jp/wp/wp-content/uploads/2024/06/1604.png)
腱鞘炎・ばね指でお悩みの方へ
指や手首は日常的に非常に動かすことが多く、痛みが生じやすい部位です。
とくに指や手首に起こりやすい病気が「腱鞘炎」「ばね指」です。
腱鞘炎は 手首に痛みが生じるもので、デスクワークやスポーツ、家事をする方などに生じやすい症状です。
また、ばね指はスマホの普及により、若年層に増加しています。
こうした腱鞘炎・ばね指は再発しやすいため、しっかりと対処することが大切です。
ここでは、腱鞘炎・ばね指について詳しくご紹介します。
こんなお悩みありませんか?
- 手首に違和感がある
- スマホを操作していると親指が痛む
- 出産してから手首が痛むようになった
- 手首が痛くてドアノブが回せない
- 親指に引っ掛かりを覚える
- 腱鞘炎を繰り返している
腱鞘炎・ばね指とは?
- 腱鞘炎は 手首の腱鞘が炎症を起こしている状態
- ばね指は指の腱鞘が炎症を起こしている状態
骨と筋肉は、腱という組織でつながっています。
その腱を包み込み、腱が滑らかに動くようにサポートをする組織が腱鞘です。
腱が骨から離れないように腱鞘が支えていますが、手首や指を動かすと腱が腱鞘の中を往復する仕組みになっています。
腱鞘炎・ばね指はどんなことが原因で生じるのでしょうか?
腱鞘炎・ばね指の原因は?
手首や指の使い過ぎ
手首や指を使い過ぎると腱と腱鞘の摩擦が激しくなり、炎症が起こりやすくなります。
また、負荷が蓄積されていくことも発症につながります。
長時間のパソコン作業やスマホの使い過ぎ、家事、ピアノなど日常生活のさまざまな動作に原因が隠れています。
![パソコン操作](https://sakuramedical-group.co.jp/wp/wp-content/uploads/2024/06/22668021-913x1024.png)
ホルモンバランスの乱れ
女性ホルモンには腱や腱鞘を滑らかに動かす作用や炎症を抑制する作用があります。
そのため、更年期や出産など女性ホルモンのバランスが崩れるときに腱鞘炎が起こりやすいです。
とくに産後は慣れない育児で手首に負担がかかりやすいため、腱鞘炎を発症する方が多くなります。
![だっこ](https://sakuramedical-group.co.jp/wp/wp-content/uploads/2024/06/9fca79a0f6e3a3a8ee11eae9470c30d2.png)
腱鞘炎の種類とその症状
腱鞘炎の種類とそれぞれの症状は次の通りです。
ばね指(弾撥指:だんばつし)
手の指に起こる腱鞘炎で、とくに親指や中指、薬指に起こりやすいです。
指の痛みや動かしにくさだけではなく、指がバネのように勢いよく伸びることがあります。
この現象を「ばね現象」と呼びます。
また、悪化すると拘縮して動かなくなる「ロッキング」が生じます。
ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)
手首から親指には多くの腱鞘が集まっており、その腱鞘に炎症が起こっている状態です。
炎症が起こっている部分に違和感や痛み、腫れをともないます。
とくに痛みを感じやすい部分は、手首の親指側です。
物を握る、掴む、絞るなどの動作で痛みが強まります。
さくらメディカル整骨院グループの
「腱鞘炎・ばね指」に対する施術
腱鞘炎・ばね指には炎症を抑制し、痛みや動かしにくさを緩和する施術を行います。
さくらメディカル整骨院グループで腱鞘炎・ばね指に対して行うアプローチは、次の方法です。
手技療法
腱鞘炎やばね指では、動かしにくさが生じます。
手技療法で硬くなった組織の柔軟性を高め、動作改善を図ります。
![腕の施術の様子](https://sakuramedical-group.co.jp/wp/wp-content/uploads/2024/06/06b893f1d31f2d27bfca5e2102fbbd97-1024x768.jpg)
テーピング
腱鞘炎・ばね指の痛みが強い場合、固定療法としてテーピングを行います。
手指は動かすことが多いため、固定し補強する場合もテーピングすることもあります。
ハイボルト
ハイボルトは高圧電気を用いた施術です。
電気で筋肉を動かすことで緊張している筋肉をほぐし、手指の動かしにくさの解消を目指します。
手技では難しい深部の筋肉へアプローチします。
超音波
非温熱作用で急性期の痛みを緩和します。
また、痛みが緩和されてきた時期には温熱作用で筋肉に柔軟性を与え、動作改善を目指します。
![超音波施術](https://sakuramedical-group.co.jp/wp/wp-content/uploads/2024/06/8dec8b432b15e8f48fd4b150994832bd-1024x768.jpg)
鍼灸
鍼灸で血液循環を改善し、自然治癒力を高めることで早期回復を目指します。
![腕への鍼施術](https://sakuramedical-group.co.jp/wp/wp-content/uploads/2024/06/c1373785c3763d280383a3627bb674ed-1024x683.jpg)
腱鞘炎・ばね指の施術過程
腱鞘炎・ばね指は、症状の状態に応じた施術を行う必要があります。
さくらメディカル整骨院グループでは、腱鞘炎・ばね指に対して次のような方法でアプローチを行います。
炎症期
発症直後は炎症による痛みや腫れなどの症状が現れます。
動かす頻度の高い手指をテーピングで固定することで、炎症の悪化を防ぎます。
また、痛みが強い場合は鍼灸や超音波の非温熱作用で痛みの緩和を図る施術を行います。
慢性期
痛みが緩和されてきた時期には、動作改善を目的とした施術を行います。
硬くなってしまっている組織を手技療法でほぐしていきます。
鍼灸や超音波の温熱作用、ハイボルトなどで効果的に血行を促進して筋肉にアプローチする場合もあります。
回復期
腱鞘炎・ばね指は繰り返し起こることも少なくありません。
根本の原因にアプローチし、再発予防を目指します。
手指の筋肉が緊張している場合には、手技や鍼灸、ハイボルトなどでアプローチします。
また、仕事やスポーツなどで手指を使うことが多い方には、テーピングで患部を補強するアドバイスを行います。
腱鞘炎・ばね指になった際の対処法
腱鞘炎・ばね指は放っておくと悪化してしまうことがあります。
日常的に動かすことの多い部分だからこそ、適切な対処で早期回復を目指しましょう。
安静にする
痛みが強いときには、無理に動かさず安静にしましょう。
動かすことで炎症が悪化する可能性があります。
手首や指は安静にしようとしても無意識に動かしてしまうことも多いので、テーピングやサポーターなどで固定します。
痛みを感じる場合は冷やす
痛みがある場合には、患部を冷やします。
冷やすことで炎症が抑制され、痛みの緩和が期待できます。
保冷剤などをタオルで包み、10分ほど冷やして様子をみてください。
炎症が落ち着いたら温める
痛みが緩和されてきた時期には、患部を温めるようにします。
そうすることで、筋緊張が和らいで早期回復につながります。
腱鞘炎・ばね指に
ならないための予防法
普段からできる簡単なケア方法
腱鞘炎・ばね指は、繰り返し起こることも多いので予防を心がけることも大切です。
日頃から次のような方法でケアを行いましょう。
手指を休める
腱鞘炎・ばね指は、手指の使い過ぎで生じます。
手指を使う作業が続く場合には、休憩を挟んで手指を休めるようにしましょう。
ストレッチを行う
手指の筋肉や腱が硬くなっていると炎症を起こしやすくなり、腱鞘炎・ばね指の発症リスクが高まります。
日常的に手指のストレッチを行いましょう。
手首を回す、指を1本ずつ引っ張る、グーパーを繰り返すなどのストレッチ方法があります。
正しいフォームを心がける
スポーツをしている方の場合、誤ったフォームが腱鞘炎・ばね指の原因になることがあります。
コーチやトレーナーなど専門の方にフォームを確認してもらい、正しいフォームで競技を行うようにしましょう。
「腱鞘炎・ばね指」に関する
よくある質問
- 放っておいても症状は回復しますか?
- 手指は日常的に使用する部分なので、放っておくことで悪化する可能性があります。
- 痛みが強いときはどうしたら良いですか?
- 安静にして冷やします。緩和されないときには早急に接骨院へご相談ください。
- 痛みにはどんな施術をしてもらえますか?
- 鍼灸や電気療法など即効性が期待できる方法で施術を行います。
- 仕事中にできる予防法はありますか?
- 患部に負荷を与えないようにテーピングやサポーターなどで手指を固定することをおすすめします。
- 繰り返し腱鞘炎が起こる場合、どうしたら良いですか?
- 根本の原因を突き止め、施術や習慣の改善をする必要があります。 整骨院・接骨院へご相談ください。
- どれくらいの通院で回復しますか?
- 痛みの回復は数週間ですが、根本からの改善を目指す場合は最低3か月通院が必要だと予想されます。
- 腱鞘炎の施術は保険適用ですか?
- 自費施術で行います。 過労による腱鞘炎の場合は保険適用されるケースもあるため、ご相談ください。
- 腱鞘炎はマッサージしても大丈夫ですか?
- 痛みがあるときは マッサージは避けるべきです。回復期にはマッサージをしても大丈夫ですが、誤ったマッサージをすると悪化してしまう場合もあるので整骨院・接骨院へご相談ください。
- 冷やすべきですか?温めるべきですか?
- 痛みがあるときは冷やし、痛みが和らいできた時期には温めましょう。
- 腱鞘炎がなかなか回復しません。
- 日常的に手指に負担をかけていることが考えられます。日常の習慣を見直す必要があります。
さくらメディカル整骨院グループの
「腱鞘炎」の症例(40代 男性)
主な症状
右前腕の痛み。
洗濯物を干したり、テニスをする際に、右肘周辺に疼痛・圧痛・腫脹もみられる。
施術内容
趣味のテニス時の痛みを改善させるために、ハイボルト、鍼、手技療法を行う。
- 1回目
疼痛、圧痛、腫脹がみられたため、ハイボルト、鍼、手技を行う - 2回目
痛みレベル:10 → 5 圧痛、腫脹軽減 筋膜リリースを行う - 3回目
来院時は痛みなく手技療法を行う - 4回目
テニス時に疼痛発生 筋膜リリース、手技療法を行う - 5回目
大きな変化がみられない テニス時サポーターをするよう指導 - 7回目
テニス時の痛み軽減、テニス後の幹部アイシング指導 - 3カ月後
違和感少し残るが、痛みなくテニスができる - 6カ月後
症状消失、施術終了
施術者からのメッセージ
腱鞘炎は使いすぎによって発生します。
使わないようにすることで症状は軽減できますが、日常生活や仕事で使わざるを得ない方も沢山いらっしゃるかと思います。
そんな方々はご自身でストレッチなどのケアが大切になります。
腱鞘炎は、悪化すると改善に時間が掛かりますので、早めに整骨院にご相談ください。
このページは
私たちが作成しました
さくらメディカル株式会社
代表取締役 鈴木拓
![さくらメディカル株式会社代表鈴木拓](https://sakuramedical-group.co.jp/wp/wp-content/uploads/2023/08/suzukitaku_radiate.png)
開業以来、「すべてのお客様は、自分の家族である」という想いを大切に施術に当たっています。90歳を過ぎた家族が「明日、旅行行くから!」と、元気に笑って出かけて行く。そんな社会を実現したいと本気で考えています。
そのためにも、施術技術・接遇レベルの向上はもちろんのこと、カラダもココロも元気になれる院づくりを大切にしています。すべてのお客様の「健康と幸せ」に貢献していけることが私たちの存在価値です。
諦めてしまった方も、一人で悩まずに是非ご相談ください。
- 柔道整復師(厚生労働省認可、国家資格)
- 一般社団法人みらい 理事(外部サイト)
- 「財団法人横浜市スポーツ振興事業団 横浜市体育協会」にて、指導員として、地域の方へ運動を通じた健康づくりに従事
- 2005年、さくら鍼灸整骨院を神奈川県横浜市に開業
- 現在は、神奈川県・東京都・千葉県・宮城県・愛知県に 39院の整骨院と神奈川県内に4店舗の児童デイサービス、高齢者リハビリデイサービスを展開
さくらメディカル株式会社
冨塚 善紀
- 仙台赤門医療専門学校(旧:赤門鍼灸柔整専門学校)卒業(外部サイト)
- あん摩マッサージ指圧師・鍼灸師・柔道整復師(厚生労働省認可、国家資格)
- さくらメディカル整骨院グループ さくら鍼灸整骨院 院長
資格取得
- あん摩マッサージ指圧師:2004年7月12日
- 鍼灸師:2004年7月12日
- 柔道整復師:2007年3月27日
職歴
- さくらメディカル株式会社入社:2009年2月
・ふたば鍼灸整骨院 2009年2月~2011年8月
・あゆみ鍼灸整骨院 2011年9月~2022年9月
・さくら鍼灸整骨院 2022年10月~